2007年12月28日金曜日

ホーチミンの日本食事情

最近、ホーチミンでは日本食料理店のニューオープンが続いています。
以前から数としては結構あったのですが、さらに増えている形です。

ベトナム料理は日本人の味覚に合う、馴染みやすいとよく言われますが、
やはりベトナムに住んでいる身としては、日本食が恋しくなるものです。
私もこちらに来た当初はベトナム料理をモリモリ食べていたのですが、徐々にペースを落とし、今では2食中1食は(自炊も含め)日本食を食べてしまっています。


さて、ホーチミンに沢山ある日本食料理屋の中で、最も成功例は「※SUSHI BAR」(※寿司を中心とした、日本食料理を取り扱うお店。ホーチミンには2店舗あります)だと睨んでいます。
味がNO.1かどうかということは言及しませんが、客として行って眺めている限り、店の回転率とか、社員教育等々がしっかりしているとか、日本人のみならず、ベトナム人、その他の在住外国人の心を捉えているあたりがすごいと思います。
価格設定も微妙なラインで適正で、他の日本食屋をSUSHI BARの価格を基準に考えてしまうくらいです。

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先日、たまたまニューオープンした別の日本食屋の店主さんとお話する機会があったのですが、「自分は出張でよくこちらには来ていたのですが、日本企業が進出が増えている為、ビジネスチャンスだと思って脱サラで始めました・・・」とおっしゃっていました。

私はこちらに住み始めてたった2年弱ですが、その間にニューオープンとともに、クローズした日本食屋もぼちぼち見かけてきました。
新しくオープンしたお店の方々には、是非とも末永く頑張っていただいて、ホーチミンの日本食事情を活性化していただきたいものです。


ちなみに、SUSHI BARのランチ時間帯のお寿司セットは、(寿司8貫、茶碗蒸し、お味噌汁、お新香)で70,000ドン(約4.3ドル)。ベトナム料理と比較すると高いですが、日本料理としてはとてもお手頃です。

そして、私なんかはお手軽にセットで済ませてしまいますが、
周囲を見渡すと、ベトナム人を含め外国人(日本人以外)の方が気前よくアラカルトでばんばん注文している光景がみられます。

増えている在住日本人をターゲットとして人気店となることはもちろんですが、
最近では欧米諸国でも大変注目されている日本食ですので、ベトナム人含め、諸外国の方々にも人気が出るのが生き残りの鍵かな、、、と思いました。