2007年12月15日土曜日

ベトナム株に関する書籍

ベトナムへ住み始めて、日本株が何となく感覚的にわからなくて売買が怖くなったので売り払ってしまいました。株をやらない生活っていうのは何となく手持ち無沙汰で退屈だったのですが、ベトナム株を勉強し始めたら猛烈に楽しくなってきました。
まさに、水を得た魚。
もっと早くにいろいろやっておけばよかった、と後悔中。

さて、実際にこんな会社がここにあった、とかこのメーカーかは××のメーカーだとかそういった着眼点でベトナムの生活を見回すとすごく興味深いです。
あと、英語のHPも充分に用意していない企業がほとんどなので、勉強中のベトナム語も少し実用出来て嬉しいです。

また、最近はベトナム株に関する日本書籍も読んだりしています。

何冊か読んだ中では戸松信博さんの
“ベトナム株 中国株に続く新興国株の成功法則”
がよかったと思いました。

ベトナム株関連の本は、やたらと夢を見させるような記述「ベトナムには○年前の日本?中国がある!」とか「ベトナム人は手先が器用」「勤勉で頭がよい!」とかが多いのですが、何冊か読むとそれらもぼやけたものになってきてしまいます。
いつか買いたいな~と願望だけで終わらせてしまう人ならばそれでよいと思うけれど、
実際投資するとなったらそんな御託ばかり並べられてもどの銘柄買っていいかわからない。。。というわけで、結局具体的な情報が出来るだけたくさん欲しいわけです。

戸松さんの本は企業分析や詳細情報も充実している他、テクニカルの面での具体的な記述も多いところがポイントだと思いました。
そして、情報や分析は詳しく掘り下げている反面で、株をはじめてやるぐらいの人でもすごく理解しやすい内容になっているところに好感を持ちました。

実際、ベトナム人の投資家の大半は、ここまで分析出来ていない気がしますので、こういった情報や書籍がある日本人の方が下手をしたらベトナム人よりもずっと有利なのでは思ってしまいました。